プロジェクトマネージャー(PM)はプロジェクトを成功に導くためにさまざまな知識や手法を扱うスキルが求められます。
例えば、プロジェクト計画書の作成やQCDの管理、ステークホルダーとの調整などPM業務は多岐にわたります。
一朝一夕でPMに必要な知識やスキルを身につけることはできず、継続的な学習が必要です。
- プロジェクト管理に関する包括的な知識が身についていない
- プロジェクト管理に役立つ手法がわからない
- プロジェクト管理に役立つツールがわからない
といったお悩みを抱えてはいませんか?
プロジェクト管理のノウハウを一つひとつ調べていては手間がかかり、何が必要なのかわからなければ調べることもできません。
本記事では、そんなお悩みを解決するためにPMに必要なプロジェクト管理の基礎知識や手法、ツールについて包括的に学べる記事を紹介します。
PMとしてプロジェクト管理を学ぶ際にぜひご活用ください。
目次
プロジェクト管理とは
プロジェクト管理とは、特定の期間内に定められた目標を達成するために、QCDを管理し、納期の遅延なく目的を完遂することを言います。
QCDとは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(デリバリー)の頭文字をとったもので、プロジェクト管理を行う上で必須となる管理項目で、重要度の高いものから順に並べています。
もともとは製造業で重要視される要素でしたが現在は様々な業種に普及しています。
プロジェクト管理の目的
企業の目的のひとつに利益の追求があり、予定通りプロジェクトを完遂することで利益に貢献します。
プロジェクトの完遂に加えQCDを満たすため、タスク管理やスケジュール管理、品質管理、リスク管理などを行い、業務効率化やリソースの最適化を実施しながら、計画通りにプロジェクトを完遂させることにより利益を確保します。
関連記事:プロジェクトマネージャー必見!プロジェクトを成功に導くためのプロジェクト管理5つのポイント!
関連記事:プロジェクト管理に役立つ資格と選び方
関連記事:プロジェクト管理の目標設定のしかたを基本からわかりやすく解説
プロジェクト管理のベストプラクティス「PMBOKとは」
プロジェクト管理に必要な知識は多岐に渡ります。
体系的にプロジェクト管理に必要な知識を身につけるにはPMBOKを一読するのがオススメです。
PMBOKはProject Management Body Of Knowledgeの略で、プロジェクト管理に必要な知識やノウハウをまとめたバイブルです。
プロジェクト管理に関連する知識が10の知識エリアに分かれて解説されています。
本ブログではPMBOKの各知識エリアを一つひとつ解説しています。プロジェクト管理に必要なPMBOKの理解を深める際にご活用ください。
2023年4月現在、PMBOKは第7版が最新で、以前までの第6版から大幅に改変されています。第6版の知識体系はプロジェクト管理の全体像を捉えるうえでわかりやすく、また、必要な知識と言えます。そのため、ここでは第6版、第7版両方の解説を行います。
PMBOKの目的とは
PMBOKの目的はプロセスを管理することでQCDを達成することです。PMBOKはこのプロセスをどのように管理するべきかを定義しています。
PMBOKは、QCDの管理を達成するために2つ重要な要素があるとし、この2つの要素である「5つのプロセス」と「10の知識エリア」で構成されています。
プロジェクト管理にPMBOKが役立つ理由とは
先に述べたようにプロジェクト管理業務は多岐に渡り、必要となる知識も多く、経験も必要で最初からうまく進めることは困難な業務です。
PMBOKはプロジェクト管理に必要となる知識が体系化されており、一通り学ぶことでプロジェクトに必要となる業務やタスク、ポイントを学ぶことができます。
また、PMBOKのセオリーに沿って進行することでプロジェクトの大炎上といった状態を抑止し、成功率を上げることが期待できます。
PMBOK第6版の概要
PMBOK第6版までは、10の知識エリアと5つのプロセスで分類されています。
ここでは概要のみ紹介し、各知識エリアについては次章で解説します。
10の知識エリア
- 統合管理
- スコープ管理
- スケジュール管理
- コスト管理
- 品質管理
- リソース管理
- コミュニケーション管理
- リスク管理
- プロキュアメント(調達)管理
- ステークホルダー管理
5つのプロセス
- 立ち上げプロセス
- 計画プロセス
- 実行プロセス
- 監視・コントロール
- 集結
PMBOK第7版の概要
第6版にもアジャイルの要素が取り込まれていましたが第7版では、よりアジャイルの要素が増え、第6版の「10の知識体系と5つのプロセス」から「プロジェクト・マネジメントプリンシプル」として大幅に改変されています。
携わるプロジェクトがアジャイル開発の場合は7版を学ぶとプロジェクト管理の実務に役立つでしょう。
各原則については次章以降で解説します。
12のプロジェクト・マネジメントプリンシプル(原則)
- スチュワードシップ
- チーム
- ステークホルダー
- 価値
- システム思考
- リーダーシップ
- テーラリング
- 品質
- 複雑さ
- リスク
- 適応力と回復力
- 変革
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PMBOK第6版までの知識体系
PMBOK第6版までの知識体系を解説します。
詳細を解説した記事も紹介しているため是非参考にしてください。
統合管理
統合管理は、プロジェクトの方針や概要をまとめ、ステークホルダーに対し方針を明確にし、プロジェクト全体を管理します。
QCDの管理には様々なプロセスがあり、複数が同時並行で進んでいます。その調整を統合管理が担います。下記の記事では統合管理を進める手法について詳しく解説しています。
関連記事:プロジェクトマネジメントの中核!PMBOK統合マネジメントに必要な基礎知識と実施作業を徹底解説!
スコープ管理
スコープ管理は、プロジェクトの最終成果物を明確にし、必要となる作業範囲を管理します。スコープ管理では、顧客のビジネスニーズ達成のために要求事項の収集や精査、提案、調整などが必要となります。
まずはスコープ管理がなぜ必要なのか、どのようにスコープを定義すべきか、注意点を抑えたうえで進めることでスムーズな管理が行えるでしょう。
下記記事ではスコープ管理の基礎知識に加え、実施すべき作業を解説しています。
関連記事:顧客満足度アップ!現場で使えるPMBOKスコープマネジメントの基礎知識と実施作業を身につけよう!
スケジュール管理
スケジュール管理は、プロジェクトのスケジュール作成や管理を行います。
プロジェクトでは計画したスケジュール通りに進めることは難しく、大幅に遅延が発生することもあります。
その原因のひとつとして見積りの考慮漏れやタスクの洗い出しの不足などが挙げられます。これらを避けるために、スケジュール管理の目的や設定方法、抑えておくべきポイントを下記記事で確認しておくと良いでしょう。
関連記事:プロジェクトをスムーズに進めよう!PMBOKタイムマネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
コスト管理
コスト管理の目的は、承認された予算内でプロジェクトを完了させることです。そのためには適切なコストの見積りや人・モノの妥当な割り当てが必要となります。
しかし適切なコストを見積り、管理を行っていくことは簡単ではありません。
下記記事ではコスト管理の基礎から、コスト管理を行う際の考え方、具体的なステップを解説していますので是非参考にしてください。
関連記事:コストを予算内に収める!PMBOKコストマネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
また、コスト管理を行う際には原価管理も必要になります。
原価管理の重要性やメリット、管理のポイントは下記で詳しく解説していますので合わせて参考にしてください。
関連記事:IT企業での原価管理とは?重要性を理解し、原価低減に繋げよう
関連記事:今さら聞けない原価管理 メリット・デメリットや原価管理システムも解説
関連記事:工数管理を行う上でなぜ原価管理が重要なのか!ポイントを徹底解説!
関連記事:今さら聞けない原価管理 プロが教える原価管理のコツ ~中級編~
関連記事:原価管理を行うメリットと格安で提供される原価管理ツール2選!
品質管理
品質管理は、プロジェクトのプロセスや成果物の品質の管理を担うマネジメントエリアです。顧客の要求に一致した成果物を作成するためには品質の基準を定義し、基準に照らしてパフォーマンスを計測することが重要です。
プロジェクトでは、スケジュールやコストが注目されやすいですが、品質が低ければ顧客は決して満足しません。顧客のニーズを満たす品質を確保する品質管理の概念や実施作業は下記で学ぶことができます。
関連記事:プロジェクトの成功は品質にあり!PMBOK品質マネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
リソース管理
リソース管理は、プロジェクトを遂行するために必要な人員を組織し、管理する役割を担います。プロジェクトを成功させるためには、プロジェクトに見合ったチームメンバーが必要です。
リソース管理では、プロジェクトに関わるメンバーの調達はもちろん、育成や指揮監督が求められます。円滑にプロジェクトを進めるためにも下記記事で人的資源マネジメントのノウハウを理解しましょう。
関連記事:プロジェクト成功の鍵はチームにあり!PMBOK人的資源マネジメントの基礎知識と実施作業を身につけよう!
コミュニケーション管理
コミュニケーション管理の目的は、チームメンバーやステークホルダーが必要とする情報を把握し、正確な情報伝達を行うことです。
チームメンバーの指揮・監督を行うのはもちろんですが、プロジェクトの進捗に応じて適宜ステークホルダーに状況報告を行うのもPMの役割です。
情報をただ伝えればいいわけではなく、きちんと伝わっているかを確認する必要があります。下記記事では、当たり前のようでいて実は難しい管理項目のひとつであるコミュニケーション管理マネジメントのノウハウをご紹介します。
関連記事:当たり前のようで難しい!PMBOKコミュニケーションマネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
リスク管理
リスク管理は、プロジェクトにおけるリスクに対処する活動です。リスク管理では、プロジェクトにおけるリスクを洗い出し、プロジェクトに与える影響を加味して、対処する優先度を決定します。予期せぬリスクに対応する手法を身につけるためにリスクマネジメントを抑えておきましょう。
関連記事:リスクを捉え、未然に防ぐ!PMBOKリスクマネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
プロキュアメント(調達)管理
プロキュアメント(調達)管理は、プロジェクトの遂行に必要なリソースを外部から調達する活動です。プロジェクトを立ち上げても自社のリソースがなければ外部から調達するよりほかにありません。調達には必ず契約が関わるので、契約のマネジメントと言い換えてもいいでしょう。
調達は全て同時期に行われる類のものではありません。また、契約して終わりではなく、その先の管理まで一貫した知識やノウハウが必要となるため、下記記事で詳しく学びましょう。
関連記事:リソースがなければ調達で補おう!PMBOK調達マネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
ステークホルダー管理
ステークホルダー管理は、プロジェクトに影響のあるステークホルダーを特定し、プロジェクトの意思決定や実行に関与するようマネジメントする活動です。
全員がプロジェクトに肯定的で積極的に協力してくれれば話は簡単ですが、なかにはプロジェクトに否定的で悪影響を及ぼす場合も考えられます。
ステークホルダーとの良好な関係を結ぶために、下記記事ではステークホルダーマネジメントの手法について解説します。
関連記事:ステークホルダーをプロジェクトに巻き込め!PMBOKステークホルダーマネジメントの基礎知識と実施作業を徹底解説!
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PMBOK第7版「12のプロジェクト・マネジメントプリンシプル」とは
先に述べたように、第7版ではアジャイル開発の要素が大きく取り入れられています。
PMBOKの解説をいきなり見るよりも、ベースとなったアジャイル開発について知ると第7版の理解がしやすいでしょう。
そのため、ここでは最初にアジャイル開発について概要を解説したあと、PMBOKについて解説します。
アジャイル開発の概要
アジャイル開発とは
アジャイル開発とは、設計・開発・テストのサイクルを短い期間で行い、このサイクルを繰り返しながらプロジェクトを進める手法のことです。
2001年、Jeff SutherlandやKent Beckなど、アジャイル開発手法で高名な17名によってアジャイル開発宣言が発表されました。
PMBOK第7版は、このアジャイル開発宣言の背後にある12の原則を意識したものと言えます。
アジャイル開発宣言の12の原則とは
アジャイル開発宣言はシンプルなものですが、それを読み解くと12の原則があります。
12の原則については下記が参考になるでしょう。
参考:IPA情報処理推進機構 「アジャイルソフトウェア開発宣言の読みとき方」
PMBOKのプロジェクト・マネジメントプリンシプルの概要
前項のアジャイル開発宣言の12の原則を読むと、使用している言葉は異なるもののPMBOKでも同様のことを定義していることがわかります。
以下に概要を解説します。
スチュワードシップ:勤勉で、敬意を払い、面倒見の良いスチュワードであること
あまり聞き慣れない言葉ですが、スチュワードシップとは「責任を持って実施すべきことを実施する」ことです。
チーム:協働的なプロジェクト・チーム環境を構築すること
チームの育成やパフォーマンスを高める文化形成を構築します。
ステークホルダー:ステークホルダーと効果的に関わること
ステークホルダーとは利害関係者を指しますが、ビジネス側と開発側、双方が密に関わることがプロジェクトの推進をスムーズにします。
価値:価値に焦点を当てること
顧客の求めるものを提供し、価値あるソフトウェアを継続的に提供しながら価値を最大化することが求められます。
システム思考:システムの相互作用を認識し、評価し、対応する
ここで言うシステム思考は、プロジェクトやタスク、チーム全体をシステムとして捉え、事象を理解し行動します。
リーダーシップ:リーダーシップを行動で示す
適切なリーダーシップは熱意や激励、共感、モチベーションの向上など、プロジェクトの成果を高めることができます。
ここでのリーダーシップはリーダーだけではなく、誰もが発揮することが望まれます。
テーラリング:状況に基づいてテーラリング(カスタマイズ)すること
プロジェクトの状況や背景は常に異なるものです。それらを考慮し、開発のアプローチやプロセスは柔軟に変化させ、最適な形にします。
品質:プロセスと成果物に品質を組み込むこと
開発サイクルをまわす中で、継続的に品質に焦点を当て、成果物の価値を最大化します。
複雑さ:複雑さに対処すること
チームがプロジェクトを円滑に進められるよう、知識、経験、チームワークを活かしながら複雑性に対処します。
リスク:リスク対応を最適化すること
PMBOK6版にもあるリスク管理と言えます。リスクの発生を考慮に入れ対応策を検討しておき、発生した場合も最小限になるよう対処します。
適応力と回復力:適応力と回復力を持つこと
プロジェクト進行中の定期的なふりかえりなどによる適応力の発揮や、挫折や失敗からの回復力を養います。
変革:想定した将来の状態を達成するために変革できるようにすること
古いやり方に固執するのではなく、プロジェクトの目的を達成するために変化を積極的に受け入れ、挑戦します。
プロジェクト管理で最初に重要なこととは
前項までにあげたPMBOKにある管理項目は重要ですが、管理する業務範囲が幅広く、どのように進めていけば良いかわからない場合も多いのではないでしょうか。
そこで重要となる最初のステップとして、要件定義と見積、計画(スケジューリング)があります。
この、要件定義や見積、スケジューリングをベースの情報としながら、PMBOKの知識体系にある管理項目を適用し、プロジェクト管理を進めると良いでしょう。
そこで、要件定義やスケジューリングを行う際に有効なツールを次章で解説します。
また、プロジェクトを始める際には「プロジェクト計画書」を作成することも重要です。
プロジェクト計画書は、キックオフでの説明資料としての活用や、上層部への報告、チームへの共有として利用できます。
プロジェクト計画書は、プロジェクトの方向性がぶれないよう随時更新することも忘れてはいけません。
関連記事:プロジェクト計画書とは?無料サンプル・テンプレート付きで作り方を徹底解説
関連記事:【第1回】敏腕SIプロマネが語る!!-プロジェクト準備段階の5つのポイント
プロジェクト管理に役立つツール
ここでは、プロジェクトの最初に必要となる要件定義、見積、スケジューリングの際に役立つ手法やツールを紹介します。
【WBS】要件定義・見積・タスク整理に利用
要件定義や見積、タスクリストアップを行う際は大まかな要件から中項目、小項目へブレイクダウンする方法が一般的です。
WBSの意味や具体的な作成方法や作成時のポイントは下記記事で学ぶことができます。
関連記事:WBSを有効活用!プロジェクト推進の鍵となるWBSの考え方!
WBSを作成する際にはエクセルなどのスプレッドシートを利用することも多いです。
下記記事では、WBSの基礎知識に加え、エクセルでWBSを作成したい際の無料テンプレートもダウンロードできるため是非ご利用ください。
関連記事:WBSの基礎知識と作り方を徹底解説!無料Excelテンプレート付き!
WBSを作成したあとは、WBSをもとにタスク管理を行うことになります。
下記記事ではタスク管理を行う際のポイントや、昨今のテレワークで対応すべきことを解説しています。
関連記事:WBSを活用した一歩進んだタスク管理手法
【ガントチャート】スケジュール管理に利用
WBSを作成したら、WBSをもとにスケジュールを作成します。
スケジュール管理では、ガントチャートを利用することが一般的です。
下記記事ではガントチャートの基礎知識と、ツールを紹介しています。
関連記事:【ガントチャート作成ツール3選】PMが理解すべきガントチャートの基礎知識と作り方
関連記事:エクセルのガントチャートで「プロジェクト管理」する5ステップ
スケジュール管理には注意点やポイントがあります。下記記事では、スケジュール作成のステップや作成方法、注意点、ツールの選び方を解説していますので是非参考にしてください。
関連記事:ITプロジェクトにおけるスケジュール管理の実践方法とは?
【プロジェクト管理ツール】プロジェクトの総合的な管理・分析に利用
プロジェクト管理を行う際、エクセルでもスケジュール管理やタスク管理は可能ですが、効率やナレッジの蓄積、生産性を考えるとプロジェクト管理ツールを利用することが望ましいです。
関連記事:製造業におけるプロジェクト管理はITツールで効率化できる
プロジェクト管理ツールは、前項にあげたWBSをタスク登録することで自動的にガントチャートの作成や予実の管理が行えるなど、プロジェクト管理を行う際に必要となることを総合的に行なえます。
まだプロジェクト管理ツールを導入していない場合や、乗り換えを考えている場合、下記記事では有料ツール、無料ツール両方を紹介しているため自社の予算状況も考慮しながら検討の参考にご利用ください。
関連記事:【2023年版】工数管理ツール17選を比較表でチェック
まとめ
PMに必要な知識やノウハウを理論編として、実践的な手法やツールを実践編として役立つ記事を紹介してきました。各記事を読むことで、PMとしてプロジェクトに求められる知識、スキルを包括的に身につける第一歩になるでしょう。
しかし、知識だけを覚えても意味がありません。それは手法やツールだけを身につけることにも同じことが言えます。プロジェクト管理に必要な知識に基づき、手法やツールを使いこなすことが重要です。これからPMを目指す方もPMになったばかりの方も今一度PMに必要なものを理解し、学習を継続していきましょう。